出来るだけ安く海外旅行に行きたい!と思って旅行予約サイトを調べていると、必ずと言っていいほど『LCC(格安航空会社)』の名が上がってきます。
特にLCCを利用したことのない人は、
- そもそもLCCってなに?
- 大手航空会社ANAやJALと比べると安すぎて心配…
- 利用したことないけどLCCって大丈夫なの?
と不安や疑問に感じる点も多いですよね。(筆者も実際にLCCを利用するまではそう感じている一人でした)
本記事ではLCCを利用したことのない初心者向けにLCCのデメリット・LCC利用時の注意点についてまとめました。
- LCCってなに?LCCはこんな人におすすめ!
- LCCの7つのデメリット
- LCCで追加料金がかからないための利用時のコツ
LCCの最大のメリット
LCCの最大のメリットはなんといっても航空券の価格の安さ!
筆者も現在までに数えきれないほどLCCを利用していますが、大きなトラブルもなく、快適に旅をすることができています。LCCは追加料金がかからないよう利用時のコツさえ抑えてしまえば格安で旅することができる最適な手段◎
今すぐLCC利用時のコツが知りたい人はこちらからご覧ください
LCC(格安航空会社)はデメリットだらけって本当?
LCCとは格安航空会社を指す
LCCとは「Low-Cost Carrier(格安航空会社)」の略で、低運賃航空会社のことを指します。
LCCは主に短距離や中距離の路線に焦点をあてていて、運航コストを最小限に抑え、低価格の航空券を提供しています。
LCCの安全性は?
LCC(格安航空会社)は、一般的には主要な航空会社と同様に、国際的な安全基準を満たしています。
国際民間航空機関(ICAO)や各国の航空当局による厳格な安全規制があり、これに準拠して運航されています。
国際的な安全基準を満たした上で運航しているから安心・安全!
LCCはなぜ安い?
LCCがなぜ安いのかについてはデメリットについての解説と被る内容でもありますが、ここでも簡単に説明していきます。
LCCは運航コストを最小限に抑えることで低価格の航空券を提供しています。
- 座席の最大利用による単位座席あたりのコスト低減
- 副空港(主要空港以外)利用による着陸料のコスト削減
- 簡素な機内サービス
- サービスやオプションの有料化
大手の航空会社と比べるとLCCではサービスが簡素化されるということだけここでは覚えておきましょう。
LCCはこんな人におすすめ
LCCは機内サービスが簡素なため、主に短距離〜中距離の海外旅行(アジア圏内)の利用に向いています。
特に日本から2時間程度で行けるお隣の韓国へは最適な手段でしょう。
事前の座席指定ができないことから座席が離れてしまうリスクもあるため、小さいお子様連れの旅行にはLCC利用はおすすめできません。
逆に出張や一人旅、学生旅行にはおすすめ◎
友人やカップルで旅行する際も短時間のフライトであれば席が離れてしまってもほとんど問題はないので大人同士で価格優先の旅ならLCCを選びましょう!
LCC(格安航空会社)の7つのデメリット
LCCは格安での航空券を提供するために、利用時にはデメリットがいくつか存在します。
ここでは代表的なLCCのデメリットについてお伝えしていきます。
機内食や飲み物などの機内サービスが有料
LCCでは低価格の航空券を提供するために機内サービスを有料にしています。
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)はあらかじめ運賃価格に機内食や飲み物代が含まれているのに対し、LCCでは徹底的にコストカットしています。
ただし上空で別途料金を支払えば、LCCでも機内食や飲み物などの機内サービスを楽しむことができます。
ペッドボトルの飲み物や小腹が空いた時に食べられるものは搭乗前に準備しておくと安心ですね。
手荷物の大きさや重量超過で追加料金がかかる
LCCの最大のデメリットとも言えるのが〈手荷物の大きさ・重量に対する厳しさ〉です。
飛行機に乗る際の手荷物は、
- 機内持ち込み手荷物 → 機内に持ち込む貴重品などのバッグ
- 受託手荷物 → カウンターで預けるスーツケース
の二つに分けられますが、LCCはこの二つの手荷物に対し規定があります。大きさや重量が超過した場合はカウンターで超過料金を支払わないといけません。
ただし事前に規定を確認し、無料機内持ち込み手荷物・無料受託手荷物の範囲内に収めることができれば問題ないので、そこまで心配する必要はありません。
LCCの手荷物ルールに関しては別記事で詳しく解説していますので、心配な人は参考にしてください
事前の座席指定ができないor有料
LCCでは事前の座席指定ができない、できても有料の場合が多いです。(各航空会社のHPから座席指定ができる場合もあり)
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)では座席指定は当たり前ですが、LCCでは座席指定を有料にすることで低価格の航空券を提供しています。
LCCは出発当日の航空会社のカウンターでのチェックインの際に座席指定ができます。
どうしても並びで席を取りたい場合などは他の人よりも早めに空港に行き、搭乗手続きを行うようにしましょう!
座席シートがせまい
LCCは座席数を最大限に確保し、航空機を満席で運航することで単位座席あたりの運航コストの低減を目指しています。
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)に比べると、隣席との間隔・座席シートは狭くなるため、窮屈に感じる人もいることでしょう。
長距離フライトとなると座席シートが狭いのは耐えられないという人もいるかと思いますが、実際に短時間(2時間前後)のフライトだと座席シートでストレスを感じることは少ないので安心してくださいね。
機内エンターテインメントが限定されている
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)では座席ごとに個別モニターが設置されており、機内で動画や映画・音楽など様々なエンターテインメントを楽しむことができますよね。
LCCでは個別モニターはついていないケースも多く、機内エンターテインメントは決して充実していません。
長距離フライトのLCCでは個別モニターがついている場合もありますが、残念ながら最新のエンターテインメントコンテンツを取り揃えるフルサービスキャリアには劣ってしまいます。
スマートフォンやiPadなどであらかじめ動画をダウンロードしてオフラインでも動画が楽しめるようにしておくのがおすすめです。
搭乗ゲートが遠い
実際にLCCを利用したことがある人であればきっと納得するのが「搭乗ゲートが遠い」というデメリット。
遠いと言ってもたかが知れていると思うかもしれませんが、空港によっては何十分も歩いて、バスに乗り、ようやく機内に辿り着くというケースも少なくありません。
LCCは空港内で搭乗ゲートが一番奥に追いやられているケースが多く、搭乗ゲートの変更が多いのも事実。
搭乗ゲートが変更になった際はカウンターやアナウンスで知ることができますが、LCCはゲート変更が多いことをあらかじめ認識しておくことが大切です。
問題発生時のサポート体制が不十分
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)であれば、天候や機材トラブルで結構となった場合は他の便への振替やホテル代や食事代などを負担してくれる場合がありますが、LCCの場合はそのような保証がない場合がほとんどです。
キャンセル規定はLCCによりさまざまなので予約時に必ず確認するようにしてください。
問題発生時は最悪の場合、一部自己負担となることも念頭に入れておくようにしましょう。
LCC(格安航空会社)のデメリットを回避するコツ・利用時の注意点
せっかくLCCで最安値の航空券を予約できても、追加料金がかかってしまっては本末転倒ですよね。
LCCは追加料金がかからないようにするためのコツがありますので、ぜひ利用時の参考にしてくださいね。
予約時にキャンセル規定を確認する
万が一の際にキャンセル料が返金されるかどうか、返金の条件などは事前に確認を行い、LCCの中でも保証が厚い航空会社を利用するようにしましょう。
手荷物の大きさ・重量に気を付ける
手荷物の大きさ・重量は超過すると超過料金が取られますので、無料の手荷物サイズは事前に必ず確認するようにしましょう。
手荷物の重さが簡単に測れる便利グッズにラゲッジスケールがあります。旅先で重量が心配な時に大変重宝するので、一つ持っておくと安心です。
必要に応じて追加サービスを事前検討する
絶対に手荷物が超過してしまう場合や機内サービスを利用したい場合などは事前にサービスを購入することができます。
事前に購入することで当日に超過料金として取られるよりも価格を抑えることができますので、必要な追加サービスは前もって購入を検討すると◎
私も海外旅行帰りは手荷物が重くなり必ずと言っていいほど重量が超過してしまうので、あらかじめ手荷物の重量を追加で事前購入しています。
追加料金はかかりますが、やはりLCCを利用した方が移動費は断然お得なので、アジア圏内であればLCC利用一択です!
LCC(格安航空会社)はなぜ安い?デメリット・注意点〜まとめ〜
LCCのデメリットと利用時の注意点についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
LCCは上手に利用すれば、最安値で旅をすることができる最善の手段!
LCCはこんな人におすすめ!
- とにかく価格重視!最安値で海外旅行に行きたい人
- 2時間前後の短時間フライトでの利用を検討している人
- 座席などはあまり気にしない人
- 荷物が少ない人
ぜひLCCを利用して格安での海外旅行を実現しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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