【初心者向けの心構えと対策】初めての海外旅行で気をつけること

初めての海外旅行が決まり、「楽しみだけど、いろいろ不安・・」と感じる方、案外多いのではないでしょうか？

言葉が通じない、文化の違う異国の地に行くのですから、不安になるのも当然。

この記事では初めて海外旅行に行く！という方に向けて、〈海外旅行で気をつけたいポイント〉をまとめています。

さまざまな国を旅した筆者が、今も海外旅行に行く時に〈気をつけていること〉を厳選してご紹介しています。

海外旅行初心者向けの内容ですが、今度海外旅行に行く予定！という方でも参考になるかと思います。

事前準備編〜現地編まで項目に分けて書きましたので、特に不安な点は重心的に抜かりなくチェックしておきましょう。

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初めての海外旅行で気をつけること：事前準備編

パスポート申請と残存有効期間を確認する

海外旅行に行くために全員が必ず必要になるのが〈パスポート〉です。

初めて海外旅行に行く方は、まだパスポートを申請していないという方も多いと思いますので、海外旅行が決まったらすぐにパスポートの申請を行いましょう。

パスポートは申請してその日にもらえる訳ではなく、受け取るまでに1週間程度は時間がかかります。

すでにパスポートは発行済みという方は必ずパスポートの有効期限の確認を行ってください。

気づかない間にパスポートの有効期限が切れていたり、国によっては残存有効期間が足りず、渡航ができないという事態にもなりかねません。

※パスポートの有効期限：パスポートが使えるまでの日付

※パスポートの残存有効期間：パスポートの有効期限が切れるまでの残りの日数

渡航予定先の残存有効期間がどれくらい必要かを確認し、条件を満たしているかの確認を事前に必ず行いましょう。

ビザが必要かどうかを確認→申請する

初めて海外旅行に行く人にとって〈ビザ〉という言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれません。

ビザは旅行先の国に事前に申請を行い、審査を受けてから発行される「入国許可証」のこと。

初めての海外旅行では、旅行先の国でビザの取得が必要になるかどうかは事前に必ず確認しておくようにしましょう。ビザの申請は一般的に英語で行う場合が多く、また審査にも時間がかかる可能性もあるので、出発が決まったら余裕を持って申請を行いましょう。

「英語での申請なんて無理！」と思うかもしれませんが、国別のビザの申請方法はインターネットで検索すると簡単に出てきますし、それを見ながら申請すれば問題ないのであまり心配に思わなくて大丈夫ですよ。

治安・安全情報の確認する

旅行前には必ず旅行予定先の国の最新ニュースや治安情報を調べる癖をつけるようにしましょう。

日本でも言えることですが、特に言葉が通じない海外では〈自分の身は自分で守る〉という意識がとても大切です。

渡航先の治安や情勢状況は必ず確認するようにし、万が一危険な状況であれば中止もしくは延期して、安全な時を見計らってから再び旅行計画を立てるようにしましょう。

海外旅行保険に加入しておく

初めての海外旅行ということであれば、万が一の時に備えて海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

海外旅行で病気やケガをした時、治療費が高額だった・・というのはよくある話。

初めての海外旅行で怯えながら過ごすのと、安心して旅を楽しめるのだったら、どちらが良いですか？

答えは決まっていますね。

海外旅行保険に加入しておくことは心の安心にも繋がります。それだけで安心して旅を楽しめるのであれば海外旅行保険代なんて安いと思いませんか？

また海外では日本と違いネット環境が不安定な国もありますので、海外旅行が決まったらたとえ離れて暮らしていたとしても、行き先と帰国日だけは家族に伝えておくようにしましょう。

万が一という時に強い味方になりますし、「連絡しても返信がなくて心配してたら・・海外にいたのよ！」なんてことにもなりかねません。

大切な家族に心配をかけないためにも、あらかじめ旅行の件を伝えておくこと、また帰国したら帰国の報告をしましょう。

自分名義のクレジットカードを準備する

海外では自分名義のクレジットカードは身分証明書の代わりになり、さまざまな場面でクレジットカードの提示を求められます。

有名な場面はホテルのフロントやWi-ifのレンタルの際のデポジット(一時的な預かり金・保証金のこと）でクレジットカードを提示するというもの。

デポジットはあとで全て返金されますが、クレジットカードを提示しなければ利用ができない場合もあります。

他にも海外でクレジットカードを持っておいた方が良い理由として、多額の現金を持ち歩かなくて済む（スリや盗難防止）という点もあります。

自分名義のクレジットカードを持っていない場合は、即日発行できるカードもありますので、すぐに一枚は発行するようにしましょう。

私は海外旅行であれば、利用限度額オーバーでカードが使えない、カードの磁気不良、財布の盗難等に備えて必ず2〜3枚は必ず持っていくようにしていますよ。

初めての海外旅行で気をつけること：持ち物編

やや多めの現金・財布は最低でも2つに分ける

旅先では予想外の出費や、クレジットカードが利用できない（磁気不良等）場合に備えて、現金はやや多めに持っていく方が安心です。

だからと言って大金を持っていくのはNG。海外旅行ではスリや盗難の危険も伴いますので、〈気持ちやや多め程度の現金〉とクレジットカードを持っていきましょう。

現地で現金が足りるか心配という方は、即時引き落としになるデビットカードの利用がおすすめ。

特に現地のATMで現金引き出しができるデビットカードは旅先で急なキャッシュが必要となった時に大変便利なので私も常日頃から愛用しています。

海外旅行ではスリや盗難の危険性があるとお伝えしましたが、最悪の事態に備えて財布は最低でも2つに分けて持っておくようにしましょう。

1つはいつも持ち歩く貴重品バッグの中、もう一つはスーツケースの中など、分けて入れておくことで海外旅行中のスリや盗難、紛失のリスクを軽減することができます。

財布が盗まれて全財産を失い、その後の旅行を全く楽しむことができなかった・・そうならないためにも海外旅行では財布は分けて持つ癖をつけましょう。

常備薬を携帯する

海外旅行で体調が悪くなったり、お腹を壊してしまったら、せっかくの旅行も全力で楽しめませんよね。

常備薬を携帯しておくと、万が一の時に現地の薬局に慌てて駆け込まずに済むので、私は海外旅行の際はマストで持っていくアイテムの1つです。

胃薬や解熱鎮静剤はあると安心できますし、ケガに備えて絆創膏も複数枚あると良いでしょう。

日頃から飲んでいる薬がある方は、滞在日数分は忘れないように早めにバッグもしくはスーツケースに入れるようにしてくださいね。

長袖や羽織ものを持っていく

海外旅行に初めて行く方の中には、「現地は真夏だし半袖だけでいいよね」「南国に行くのに長袖なんて必要ないでしょ」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

体感温度は人それぞれですが、〈国際線の機内〉〈海外の商業施設〉〈海外のレストラン〉は寒いという認識はしておいてください。

「国によって違うんじゃないの？」と思われるかもしれませんが、私がお伝えしたいのは、どこの国も日本ほど適温の空調が設定されていないということ。

夏でも冬でも！南国でも北国でも！体温調節の万全の対策が必要となります。

今まで旅した国の総括としては暑かった印象より、寒かった印象が圧倒的に強いです。

初めての海外旅行という方は、たとえ真夏でも機内に長袖1枚を持っていくことを強くお勧めします。

たとえ真夏であっても、南国であっても、必ず長袖や羽織ものを持参するようにしましょう。

ショルダーバッグはファスナー付きのものを

初めての海外旅行での持ち歩きバッグはファスナー付きのショルダーバッグを選びましょう。

ショルダーバッグであっても、上が閉まらないタイプのバッグはスリの危険性もあるため、海外旅行ではオススメできません。

お気に入りのバッグを持っていきたいという気持ちは分かりますが、海外旅行ではファスナー付きのショルダーバッグが基本。

人通りの多いところや、夜間、スリの危険な国や地域などではショルダーバッグは常に目にみえる位置にくるよう、体の正面で持つようにしましょう。

クレジットカードはスキミング防止ケースに入れる

〈スキミング〉という言葉はあまり馴染みがないという方も多いかもしれません。

スキミングとは「スキマー」と呼ばれる特殊な端末を使用して、クレジットカードの磁気からカード情報を読み取られてしまうこと。

次に何が起こるかというと、あなたの手元にあるクレジットカードが不正利用されてしまうんです・・！

「スキミングを防ぐ方法なんかあるの？」と思われるかもしれませんが、実は〈スキミング防止ケース〉というものがあり、これを使うだけで磁気を通さなくなるので、カード情報を読み取られてしまう心配はありません。

新たに財布を買い替えたりする必要がないように、スキミング防止ケースはできるだけかさばらず、カードサイズにぴったりなものを選ぶようにしましょう。

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世界にはスキミングが頻繁に行われている国もありますので、初めての海外旅行では対策を講じるのが健全です。

初めての海外旅行で気をつけること：現地編

観光客丸出しで悪目立ちしないこと

「日本人観光客」というだけで海外では目立ってしまうのが事実です。

ところがそのことを知らず現地で大声を出したり、派手すぎる格好をすると、一体どうなると思いますか？

言わずもがなですが、悪目立ちしてしまい、より一層狙われやすくなります。

トラブルや事件に巻き込まれないためにも、はしゃぎすぎて大声を出したり、露出したりなど、異国の地で過度に目立つような行動は極力避けた方がよいでしょう。

「現地の人がする行動を真似し、まるでそこに住んでいるかのように過ごす」というのが私の旅の流儀。

初めての海外旅行ではしゃぎたい気持ちも理解できますが、観光客丸出しだけは避けましょう。

たとえ一瞬目立ってしまうことはあっても〈悪目立ち〉は厳禁です！

夜間や深夜はむやみに出歩かないこと

海外には夜間は現地の人でも出歩かないほど〈危険な場所〉も数多く存在しています。

「何時にホテルに戻ればいいか分からない！」という方は21:00を目安にしてみてください。

正直20:00でも危険な地域があるので、海外用のガイドブックなどで情報収集すると良いでしょう。

過去に20:00以降は出歩くのが危険という街に滞在していた時の話です。

私は時間間際、慌ててホテルに戻り、その後ホテルでのんびりくつろいでいました。

22:00時頃ホテルの窓からふと外を見ると、若い2人組の女性があたかも今から遊びに行く装いでホテルを出て行く姿が・・！危険すぎると思いませんか？

その後、2人共無事にホテルに帰り着いたか心配で、夜はあまり眠れませんでした・・

ミネラルウォーターを持ち歩く

現地のお水でお腹を壊してしまったり、体に合わなかったというケースは実は海外ではよくあること。

日中動く際は常にミネラルウォーターを持ち歩くようにしましょう。現地のコンビニやスーパーで調達できるスタンダードのもので全く問題ありません。

下水の整備があまりされていない地域では、歯磨きの際のうがいなども極力ミネラルウォーターで行った方が良いので一応覚えておいてください。

旅行中のレシートは極力捨てない

初めての海外旅行では、沢山お買い物したいですよね。

お買い物中に気をつけてほしいことは〈旅行中のレシートは極力捨てない〉ことです。

その理由は帰国してからカードの利用明細を見た時に、本当に使っているかどうかの確認が行えるから。

カードの利用明細とレシートを照らし合わせれば、カードが不正利用されてる・・！なんて時も素早い対応ができますよね。

お買い物する機会も多い海外旅行では「こんなに使ったっけ？」「この金額何に使ったっけ？」となってしまうことも多いです。

お買い物のレシートやクレジットの明細などは帰国して確認するまでは捨てずに取っておくようにしましょう。

貴重品・所持品から目を離さない

海外旅行では目の前に初めてみる景色が広がっています。つい夢中になってしまい・・

海外で一瞬でも貴重品やショッピングバッグなどから目を離してしまうと、どうなってしまいますか？

もう言わなくてもわかりますよね。

貴重品や所持品から目を離さないというより、自分の持ち物は肌身離さず持っておくという方が伝わりやすいかもしれません。

またレストランやトイレから出る際や、思いついた際は大事な貴重品（パスポート・財布・携帯等）があるかどうかはこまめに確認しておくことをおすすめします。

その都度確認することで、無くなったことにも早く気付き、被害を最小限に抑えることができます。

日頃から貴重品の中身の確認を定期的に行う癖をつけましょう。

初めての海外旅行で気をつけること：スマホを使うための予約・手配をする

海外旅行中にスマートフォンを使いたい場合は、事前に〈レンタルWi-Fi〉もしくは〈eSIM〉などの予約・手配が必要なので覚えておきましょう。

旅行の日程が決まったら、旅行人数や用途に合わせて、ご自身で予約と手配を行なってください。

「どの方法が良いか分からない・・」という方はひとまず〈レンタルWi-Fi〉の利用をおすすめします。

レンタルWi-Fiは操作や設定も簡単で、複数人で使用することができるので初めての海外旅行という方にはぴったり。

カフェや商業施設のフリーWi-Fiスポットでスマホを使用するという方法もありますが、動き回る際にスマホの地図がないと不便なので、快適な旅になるためにもあらかじめ手配しておきましょう。

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初めての海外旅行で気をつけること：まとめ

初めての海外旅行で気をつけることを〈事前準備編〉〈持ち物編〉〈現地編〉という項目に分けてお伝えしてきましたが、いかがでしたか？

初めての海外旅行では右も左も分からないことだらけで不安になることが多いのも事実です。

しっかりと旅行予定先の情報などをリサーチ・下調べし、自分の身の安全を守ることを最優先に行動していれば、安心・安全な海外旅行となります。

勇気を持って海外に飛び出せば、視野は広がり、あなた自身をより一層成長させてくれるでしょう。

安心・安全な旅となることを心より願って・・

最後までご覧いただきありがとうございました。